あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく、正直で誠実であり続けなさい。 マザーテレサ
自己中心的ということと、自分を大切にすることは全く別のことです。
お役に立てる存在としての自己、あるいはお役に立つ存在になろうとする自己を大切にする。
そのためには自分を認めてあげる必要があります。
人は誰でも裸一貫で生まれて来ます。
しかし自分が作り出したものは細胞一個に至るまで何も無いのです。
明らかに生命を与えられ生かされている。そう思うと、明石家さんまさんの言葉が意味を持ってきます。
“生きてるだけで丸儲け”（娘さんのIMALUさんの名前の由来だそうです）。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。 マザーテレサ
与えられた命ならば、与えられた理由がある筈、
それを考えるのが哲学で、 生きていくことは己の哲学の実践でしょう。
自己中心的になる為ではないことは明白です。
人は人のお役に立った時に無上の喜びを感じるものだと思います。
お役に立てる存在としての自分、そう考えたら自分が愛おしくなりませんか。
いいえ，自分には何も出来ません、お役に立てるレベルではないのです…。
心が塞がっている時には必ずそういう答えが返ってきます。
諦めないで下さい。
お役に立てるからこそ授けられた生命 を諦めないで下さい。
自分が自分を諦めてしまったら、どうして救い出せばいいのですか。
心のダメージを受け、自分自身を責め続けている友に対して、あなたはどうするでしょう。
友の 否定的な自己評価を否定し、友の良いところを一緒に再認識しようとはしませんか？
あなたはあなた自身であるのですが、あなたはあなた自身のものではありません。
何故なら与えられた命であるからです。
私の底に汝があり, 汝の底に私がある,
私は私の底 を通じて汝へ,
自分を諦めようとする自分の底に、諦めない自分を見つけるのです。
その諦めない自分は未来へと導いてくれる存在です。
どうやって見つけましょうか？
自分を客観的に見る目を持つことです。
私であって、かつ汝になるような目を持つ。一見すると難しそうですが、難しいことではありません。
手を差し伸べてあげるべき存在としての自分に、どのように手を差し伸べるのかを一緒に考えて行きましょう。
あなたは、あなたであればいい。 マザーテレサ
汝は汝の底を通じて私へ結合する。 西田幾多郎
本来のあなた、諦めないあなたを取り戻すお手伝いが出来たら、こんなに嬉しいことはありません。
院長拝