生きるという事は、事実 (facts)と出会う事です。事実は次のように分類できるでしょう。
喜んで受け入れる(克服の必要の無い)事実、喜びはしないが受け入れざるを得ない(克服しなければならない)事実、
そして到底受け入れられない(乗り越えるのが不可能と思われる)事実と。
私は常々、人生に無駄な労苦は無いと考えています。人は受け入れがたい事実に直面した時,何故私に?何故私ばかり?と感じます。
しかし、あの時はわからなかったけれど、廻り道で無駄だなと考えたけれど、今思えばあの労苦がなかったら今の自分は無い、と言ったお話を耳にする事が ありませんか。
事実はすべて課題であるとすれば、労苦という事実がやって来た時こそ、成長するチャンスなのです。人は 必ず成長して行きます。
今、与えられている労苦を乗り越えるべく努力する事(主観的に不可能と感じても)が成長するということなのです。
労苦と言う事実が解決に属さないとすれば、乗り越えても次の課題へと変化し眼前に現出するでしょう。
悲しまなくていいのです。なぜなら、それによって人は成長し続けることができるからです。
他人の定規は必要ありません。自分の定規で自分の成長を測り、 その進歩を喜びましょう。
3歩進んで2歩下がる事はありません。そのように(退行)見えたとしても、それは心の一時休止です。大丈夫、確実に前進しています。
それでも事実を直視できない位に心のエネルギーが下がっている時は、是非とも、私どもにご相談下さい。
私達は喜んであなたをお迎え致します。あなたがあなたらしく成長できるように,あなたを支えられるように私達も成長し続けます。
16 mars 2013
院長拝